「自分を大事にしなさい」と言われることがあります。
長い間どういうことかよくわからなかったのですが、ある時「自分を雑に扱うと他人からも雑に扱われる」と言われて気がつきました。
「自分を大事にすること」は“自分で自分を雑に扱わないこと” だと。
それに気がついたら色々と思い当たりました。
小学校の遠足のバスで座席が足りないと真っ先に補助席に座らされたこと。
やはり遠足のバスで座席はあっても人数が奇数だからと2人席に1人ポツンと座らされたこと。
大人になって友人3人で旅行に行く電車で向かい合わせの4人席で2人が「逆向きに座ると気持ち悪くなるから」と先に進行方向向きの席に座ったこと。
同僚と出掛けた帰り、お互いに疲れていたのに一つだけの空席に当然のように同僚が座ったこと。
どれも私が普段から本当は嫌だと思っていても自分が我慢すれば上手くいく…と自分より周囲の人達を優先して自分を雑に扱ってきたから、周囲の人達も自分が嫌なことでも私になら押し付けても許して貰えると思い、私を雑に扱うことが当たり前になっていたんだと気づきました。
そう気づいてから少しずつ嫌なことは嫌だと、自分の気持ちを言葉にするようになりました。
そしていつの頃からか私を雑に扱う人が減ってきたように感じています。

コメント